FASF 公益財団法人 財務会計基準機構

オンラインセミナー「欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の現状と今後の展望」の開催について

 

エフラグ
日本公認会計士協会
サステナビリティ基準委員会/
公益財団法人財務会計基準機構

エフラグ(旧欧州財務報告諮問グループ)、日本公認会計士協会及びサステナビリティ基準委員会(SSBJ)/公益財団法人財務会計基準機構(FASF)は、サステナビリティ報告の実務担当者を対象に、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の現状と今後の展望をご説明することを目的として、「欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の現状と今後の展望」を下記のとおり開催いたします。なお、本セミナーは国際会計・サステナビリティ開示人材ネットワーク 第9回シンポジウムとしても開催するものです。

本セミナーではESRSの基準設定主体であるエフラグ関係者が登壇し、ESRSの現状と今後の展望についてご説明するとともに、セミナー参加者からのご質問事項について解説予定です。

セミナー開催概要 ※本セミナーは終了しました。
 開催日時: 2024年3月1日(金)16時00分~19時00分(日本時間)
 開催方式: オンライン(Zoomウェビナー)
※英語から日本語、日本語から英語の同時通訳あり
※後日アーカイブ配信予定
 セミナー内容: 欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)の現状と今後の展望
※プログラムは下記参照
 登壇者: エフラグ、日本公認会計士協会及びサステナビリティ基準委員会の関係者
 定員: 3,000名
参加申込期限:2024年2月28日(水)17時(日本時間)
※定員になり次第、締め切らせていただきます。
 参加費: 無料
 CPD単位: 公認会計士の方は、日本公認会計士協会のCPD単位を取得することができます。
単位数:2.5単位、研修コード2301(サステナビリティ情報の開示)
※日本公認会計士協会でセミナー参加記録(Zoomのログ)を確認し、加えて、セミナー参加申込みの方へセミナー終了時にお送りするFormsアンケートに回答いただいた方に単位付与します。単位付与方法の詳細は、事前にメールでもご連絡します。

また、エフラグ関係者に対してESRSに関するご質問がございましたら、次の必要事項をメールにご記入のうえ、セミナー事務局のメールアドレスまでお送りください。
時間の都合上、いただいたご質問がすべて回答されるわけではない点につきまして、予めご了承ください。

・ 必要事項: 1. 法人名、2. お名前(ふりがな)、3. 質問事項

※質問受付締切:2024年2月15日(木)17時(日本時間)

時間(日本時間) プログラム アーカイブ配信
(YouTube)
※オリジナル音声のみでの提供となります。
16:00~16:10 【開会挨拶】 茂木 哲也(日本公認会計士協会 会長) (日本語)
16:10~16:25 【講演】 「日本企業とESRS」
川西 安喜(サステナビリティ基準委員会 委員長)
(日本語)
16:25~17:10 【講演】 「ESRSについて」
パトリック・ド・カンブール
(エフラグ サステナビリティ報告審議会(SRB)議長)
(英語)
17:10~17:55 【講演】 「ESRSワークプランの詳細」
キアラ・デル・プレテ
(エフラグ サステナビリティ報告 技術的専門家グループ(SR TEG)議長)
(英語)
17:55~18:05 休憩
18:05~18:50 【対談】 エフラグ関係者との対談
パトリック・ド・カンブール(エフラグ SRB議長)
ステファン・シュネル(エフラグ SRBメンバー) 
クリスティアン・コクトヴェゴール(エフラグ SRBメンバー)
(進行)
川西 安喜(サステナビリティ基準委員会 委員長)
(英語)
18:50~19:00 【閉会挨拶】 川西 安喜(サステナビリティ基準委員会 委員長) 
司会進行:鶴野 智子(日本公認会計士協会 研究員) 

※上記の内容は予告なく変更する場合がありますので、予めご了承ください。
※当日、Zoomウェビナーへ入室いただける時間は、1540分以降を予定しています。

【講演資料】「日本企業とESRS」 川西 安喜
エフラグ関係者による講演資料は配布いたしませんので、予めご了承ください。

登壇者

パトリック・ド・カンブール(エフラグ サステナビリティ報告審議会(SRB)議長)

パトリック・ド・カンブールは、202211月よりエフラグ サステナビリティ報告審議会(SRB)議長を務める。
2015年から202211月までの間、フランスの会計基準設定公的機関であるフランス国家会計基準局(ANC)の委員長を務めた。また、フランス金融市場庁(AMF)、フランス健全性監督破綻処理機構(ACPR)及びCNOCPのメンバー、またフランス金融安定高等評議会(HCSF)のメンバーでもある。
パトリックは、エフラグ 財務報告理事会のメンバーを務め、20209月から20224月まで、欧州非財務報告基準の策定に向けた準備作業に関するエフラグのプロジェクト・タスクフォース(PTF-NFRS)の議長を務めた。

キアラ・デル・プレテ(エフラグ サステナビリティ報告 技術的専門家グループ(SR TEG)議長)

キアラ・デル・プレテは、202321日、エフラグ サステナビリティ報告 技術的専門家グループ(SR TEG)の議長に任命され、20225月以降は既に議長代理を務めていた。役割は、エフラグの全てのサステナビリティ報告に関する技術的活動を主導し、管理することである。
キアラはまた、20221月に会計基準設定主体国際フォーラムの議長にも任命され、当初の任期は2年である。20194月にエフラグ 財務報告 技術的専門家グループ(FR TEG)の議長としてエフラグのマネージメント・チームに加わり、20231月末まで同職を務めた。

ステファン・シュネル(エフラグ SRBメンバー)

BASF グループ報告及び業績管理担当 シニア・バイス・プレジデント
1999年に内部監査役としてBASFに入社。ドイツ、米国、香港の事業部門及びコーポレート・ユニットで財務及び管理の様々なポジションを経験した後、ステファンは2015年にBASFのコーポレート管理の責任を引き継いだ。BASFのコーポレート管理は、2019年にBASFのグループ会計及び報告と統合され、現在はBASFのグループ報告及び業績管理を形成している。BASFのグループ報告及び業績管理の業務は、すべての外部および内部のグループ報告、コーポレート・管理、BASFのサステナブル・ファイナンス活動の主導を含む。

クリスティアン・コクトヴェゴール(エフラグ SRBメンバー)

コクトヴェゴールは、デンマーク産業連盟のVAT、監査、会計、報告部門の責任者であり、BusinessEuropeの指名を受けている。
コクトヴェゴールは、BusinessEurope Accounting Sounding Board、デンマーク会計審議会のメンバーであり、企業報告におけるベストプラクティスの紹介と改善を目的とした賞である「Danish Annual Financial Statements Awards」の組織委員会のメンバーでもある。非財務報告は、2009年にデンマークの財務諸表に係る法律に組み込まれて以降、デンマークにおける財務諸表の一部として統合されてきた。この賞の重要な焦点は、財務報告とともに非財務報告の価値と関連性を保証し、改善することである。

川西 安喜(サステナビリティ基準委員会 委員長)

川西 安喜は、2019年から2022年まで、企業会計基準委員会(ASBJ)副委員長を務めた後、2022年より、同委員会委員長を務めている。また、2019年から2022年まで、会計基準設定主体国際フォーラム(IFASS)の議長を務めた。監査法人(現在の有限責任あずさ監査法人)においてキャリアをスタートさせ、米国財務会計基準審議会(FASB)、国際会計基準審議会(IASB)及びASBJのスタッフを務めた。
2022年7月より、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)の初代委員長を務めている。

 

 

エフラグ(EFRAG)について(https://www.efrag.org/

EFRAG の使命は、企業報告の分野における欧州の見解の開発及び促進、並びに EU サステナビリティ報告基準案の開発を通じて、財務報告及びサステナビリティ報告の双方において欧州の公共の利益に奉仕することです。
財務報告の活動において、EFRAG は、国際会計基準審議会(IASB)の基準設定プロセス及び関連する国際的な議論において、欧州の見解が適切に考慮されることを確保しています。EFRAG は、新規に公表された又は改訂された IFRS 基準が、国際会計基準規則の規準を満たし、欧州連合(EU)において用いるためにエンドースメントを行うかどうか、また、エンドースメントが欧州の公益に資するかどうか等、最終的に欧州委員会に対する助言を提供しています。
サステナビリティ報告の活動において、EFRAG は、結論の根拠及び影響分析などのコスト・ベネフィット分析を伴う EU サステナビリティ報告基準案という形で欧州委員会に技術的な助言を提供しています。
EFRAG は、基準設定プロセスを通じて、すべての利害関係者から意見を求め、欧州固有の状況についての証拠を入手しています。その正当性は、透明性、ガバナンス、(フィールド・テスト、影響分析、アウトリーチを含む場合がある)デュー・プロセス、公的説明責任及びソート・リーダーシップを基礎としています。これにより、EFRAG は、説得力のある明確で一貫した意見を述べることができ、企業報告における欧州の声として認識されることが可能となります。EFRAG は、急速に進展する環境において活動しています。EFRAG は、企業報告における新たな機会や課題に対応するために、その活動を適応させる必要性に留意しています。

日本公認会計士協会(JICPA)について

日本公認会計士協会は、1949年に任意団体として発足し、1966年に公認会計士法に基づく法人となりました。当協会は、会計専門家の自主規制機関として、常に透明性と独立性を保つことに努めてきました。公益へ貢献し、会計専門家を強化するために、当協会は、会員が提供するサービスの質を維持し、職業倫理、価値観、基準を維持することにも尽力してきました。日本で公認会計士として活動する全ての専門家は、日本公認会計士協会への登録が義務付けられており、2023年12月31日現在、35,000人を超える公認会計士が登録しています。詳細は、当協会のウェブサイトをご覧ください。
https://jicpa.or.jp/

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)について

SSBJ は、2022 年 7 月に財務会計基準機構(FASF)のもとに設立されたプライベート・セクターの機関です。サステナビリティ開示基準の法的枠組みは金融庁が決定することとなっており、SSBJ はその枠組みが設定された後に、その枠組みに沿って国内基準を開発することとなります。SSBJ は、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の法域別ワーキング・グループ(JWG)のメンバーであり、サステナビリティ基準アドバイザリー・フォーラム(SSAF)の初期メンバーの 1 つに選任されています。SSBJ に関する詳細な情報は、ウェブサイト(https://www.asb.or.jp/jp/)をご参照ください。

 

【お問い合わせ先】
サステナビリティ基準委員会/公益財団法人財務会計基準機構 セミナー事務局