日時 | 2024年11月29日(金) 10時30分~12時00分 |
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場所 | ウェブ会議 |
テーマ提言について
企業会計基準委員会の活動状況
(前回会議までに提案されたテーマ)
・株式報酬に関する会計処理及び開示の整備について
第43回企業会計基準諮問会議(2021年11月29日開催)で提案されたテーマ「株式報酬に関する会計処理及び開示の取扱いの整備について」に関し、事務局から「(1)いわゆる現物出資構成による取引に関する会計基準の開発」に係る現状のテーマ評価の検討状況について説明がなされた。
(新規テーマの提言)
・譲受人が特別目的会社である場合の金融資産の消滅範囲の明確化
全国銀行協会(以下「テーマ提案者」という。)より新規テーマとして提案された「譲受人が特別目的会社である場合の金融資産の消滅範囲の明確化」について、提案の理由、その具体的な内容について説明がなされた。
企業会計基準第10号「金融商品に関する会計基準」では、金融資産の消滅の認識要件について、譲受人が一定の特別目的会社(以下「SPC」という。)の場合には、当該SPCが発行する「証券」の保有者を当該金融資産の譲受人とみなして消滅の認識の要件を適用するとされており、テーマ提案者から、会計実務上、SPCに対して貸付が行われている場合の当該要件の適用について見解が分かれていることから明確化が必要であると提案された。
当該提案について事務局から、金融資産の消滅の範囲の明確化の要否について議論はあり得るものの、広範な影響があるとはいえず、企業会計基準委員会のリソースを使う必要性は必ずしも高くないと考えられることから、本テーマを企業会計基準委員会の新規テーマとして提言しないことが提案された。
企業会計基準諮問会議委員より、議事要旨(1)に記載の意見が出された。
企業会計基準委員会の紙谷副委員長及び中條委員より、日本基準の開発の状況について説明がなされ、質疑応答が行われた。続いて、企業会計基準委員会の山口委員より、国際対応の状況について説明がなされ、質疑応答が行われた。
企業会計基準諮問会議委員より、議事要旨(2)に記載の意見が出された。
資料(2)-1 企業会計基準委員会の活動状況 日本基準の開発
資料(2)-2 企業会計基準委員会の活動状況 国際対応の状況
以上